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音楽から解き放たれるために
ーーー21世紀のサウンド・リサイクル
原雅明
これは音楽評論なのかもしれないが、評論であるか否かはもはや重要なことではない。音楽に寄り添って書かれた本であることが伝われば、それで充分である。まさに音楽に寄り添って生きたJ・ディラが晩年に残したアルバム『Donuts』のように、”intro.”と”outro.”が見事に円環(ループ)構成を成すような、そんな気の利いた仕掛けはないのだが、しかし、この本もまた音楽の織りなすループの一部として機能し、読まれていくことを強く肯定する本である。もし、このフックが気になったら、是非ともこの続きを読み進んでほしい。
本文intro.から抜粋文
kumo